2012年7月 3日 09:00
忙しさと暇さ
みなみ大通法律事務所 弁護士 酒井 謙
ブログの更新の様子を見ると私の忙しさとひまさ加減がわかりやすいです。
5月から6月にかけて大きな仕事が次々と終わり暇でしたが,6月中旬から新しい仕事がどんどん来て急に忙しくなりました。
個人差はありますが,弁護士の仕事にはこのような波があります。
さて、弁護士の仕事は他人の不幸を扱う一面があり、弁護士が暇なのは世の中が平和なこと。良いことだ、というのは一理あるかと思います。
確かに交通事故や離婚や刑事事件の仕事が減ることは一般的には世の中にとって良いことかもしれません。
しかし、力のある人、声の大きな人が平和だと思っていてもその陰に弱者の切実な悩みがあり誰にも相談できないということがあります。
女性の申し立てによる離婚事件やDV事件は昔に比べて増えたのではなく、昔は耐えていた女性が声をあげはじめたという見方もあります。
弁護士はたとえ事件がなく暇なときでもでも、強いものには勝てない、自分さえ我慢すれば済むことだと理不尽にあきらめている人たちのことに思いをはせなければらないと、ゆるくではありますが考えています。つまり、ひまだから良いことだとは考えていません。
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