2013年4月22日 13:07
職質
みなみ大通法律事務所 弁護士 酒井 謙
私は物欲のあまりないほうで物をなんでも大切にするほうです。
自転車も何年前に買ったかわからないボロに大切に乗っています。
その間,何回か盗難に合いましたが,防犯登録しているおかげで忘れたころに,「あなたの自転車が「放置」されています」という連絡が来て,その都度保管手数料を数千円支払うはめになります。帰ってきた自転車はいうまでもなくカギが壊されており,カギを取り換えなくてはいけません。
それはいいとして,最近はそのようなボロでカギが破壊されている形跡のある自転車に乗っているとかなりの高確率で2人組の私服警察官に呼び止められます。そして,防犯登録の番号から持ち主が私だと確認されるまで,忙しいのに(例えば裁判の時刻が迫っているのに・・・)留め置かれます。
任意だからといっても,逃げたらなんだかんだで逮捕されるんだろうなーと思いつつ,小市民なものですから適当に笑顔で「ご苦労様」とか言って対応しています。
防犯登録って漠然とはわかりますが,犯罪の防止に具体的などんなメリットがあるのでしょうか?
だいたい自転車泥棒って深夜に盗んだ自転車を乗り捨てることが多くて,後生大事に乗ってる泥棒っていないでしょ。
自転車1台500円っていったって,チリもつもれば相当な利益ですよ。それが市民の利益のために使われているんだったら文句はないけど,ほとんどなんとか協会っていう天下り団体の資金になっているだけじゃないの,ってて思ってしまう。そうではないことを祈りつつ今日も警察官に呼び止められないかびくびくしながら自転車に乗っています。
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