2018年3月13日 10:24
沖縄弁護士会の会報への寄稿
みなみ大通法律事務所 弁護士 酒井 謙
最後になりますが,地元のことを書いてみたいと思います。北海道は魚介類や野菜といった素材レベルではだいたいなんでもおいしいです。また,近場でも良い温泉がたくさんあります。このふたつは沖縄に勝ると思います。
まず食べ物ですが,安いものを選んでいれば,自然と地元のものを旬な時期にいただくことになります。一例をあげると,冬は牡蠣が,春先はシャコ,初夏は甘エビ,夏の数か月だけうにがおいしいです。うにがミョウバン漬けではない生の状態で食べられるのはこの時期だけです。そういえば,沖縄では冷凍していないマグロを普通に食べられましたね。こっちは冷凍マグロしかみません。次に野菜ですが,なんでも普通においしいです。例えばじゃがいもやにんじんがおいしいです。それは空気のように普通のことなので意識はしませんが,道外のものを食べたときに実感します。
観光客とは違う道民の普通の食生活をいくつか紹介します。大通公園の焼きとうもろこし(とうきび)は有名ですが,北海道の一般的な家庭ではゆでて食べます。北海道の回転ずしはレベルが高いです。道外からいらしたお客さんを回転ずしに連れていくことは,失礼だと思われそうなので,いたしませんが,でも本当は連れて行きたいです。大量に仕入れしているので下手な寿司屋よりもおいしいです。寿司屋なら回転ずしでも「えんがわの炙り」もしくは「えんがわの焦がし醤油」といったメニューがありますが,私は家でもえんがわを同じように食べられるように調理用バーナーを購入しました。ちなみに私はついこの間まで「えんがわ」という魚が存在すると思っていました。北海道の人はカニを普通に食べていると誤解されている方も多いのですが,お客さんと一緒の機会などでなければ高くて食べられません。また,ジンギスカンですが道民は主に家で食べます。めったに外食としては食べません。家で食べるのはスーパーで売っている丸いやつです。観光客はみそラーメンにバターをトッピングする傾向がありますが,スープ本来の味がわからなくなるのでせめて最初は普通に食べてほしいです。以上思いつくまま羅列しました。
次に温泉ですが,北海道には本物の温泉がいくつもあります。薄めたり,冷泉を沸かしたりしたものではない温泉のことです。一番近場では定山渓が30分くらいです。北海道の紅葉は,京都のように洗練されておらず自然のままですがきれいです。定山渓も紅葉がきれいなところで,紅葉の季節は渋滞するので,先日,自転車で行ってきました。なかでも豊平峡温泉の露天風呂が一番好きです。少し離れて支笏湖の丸駒温泉や洞爺湖畔の温泉街も風情があります。登別の温泉は湯量,泉質がよく温泉マニアの評価が高い温泉です。良いのか悪いのかわかりませんが,熊や鹿がよくでるような温泉がたくさんあります。私は毎年ニセコにスキー・スノボードに行くのですが,ニセコにはさまざまな趣の温泉がたくさんありアフタースキーも同じくらい楽しみにしています。だいたい近場ではそんな感じですが,もっと範囲を広げればもっといろいろとご紹介できます。
このブログ記事へのトラックバック