法律の世界は言葉を大切にする世界です。

世の中のあいまいな言葉の使い方にとまどったりして，一般の人がなんとも思わないところにひっかかってしまい，めんどくさい奴だと思われることもあります。

それでもなんとなく平和にうまくいくのならばそれでよいのですが，頭の良い悪意のある人が，あいまいな言葉をたくみに使って，一定の方向に聞き手の感情や世論を操作することがあります。受け手を馬鹿にしている行為であって許されないと思います。

例えば，スポーツ新聞の見出しとか，芸能人の不倫報道の伝え方などです。

面白おかしく若干脚色して受けをねらっているものも散見します。

最近でいうと政治家のよくわからない言い訳などもその例です。下手ですが。

これから選挙もあります。ごまかさないで正確な言葉を誠実に使う人を信用したいです。

関連しますが，話上手な人は嫌われるというような本がありました。

話し上手になろう的なノウハウ本の逆をいくものです。

私も，適当な話を饒舌にする人より，たどたどしくても誠意ある言葉を選びながら話しする人のほうが好きです。